活動記録

8月3日(日)愛知県ユニセフ協会主催『インドネシアday』を開催しました

2025年8月3日(日)生協生活文化会館(コープ本山)4階ホールにて、愛知県ユニセフ協会主催『インドネシアday』を開催しました。インドネシアの伝統楽器“アンクルン”の演奏体験を通じ、一人ひとりの違いを認めつつ共生や多様性の中にある調和を皆で感じ合える素敵な空間となり、総勢120名を超える参加者の皆さまが笑顔になり温かい気持ちに包まれました。ご後援いただきましたインドネシア共和国大使館様、愛知県教育委員会様はじめご協力いただきましたコープあいち様、ご参加いただきました皆さまに心より御礼申し上げます。

■インドネシアってこんな国!

インドネシアから名古屋大学に留学している通称ボンビーさんから、インドネシアについて国旗や通貨の単位などをクイズ形式で紹介があり、その後インドネシアから来日されたフェイディさんより日本語と手話で挨拶がありました。手話は国際的に同じではなく、日本とインドネシアの手話も違い、同じ「食べる」でも箸を使うか使わないかで違った動きになるなどのお話しをされました。

■コープあいち タラカン島でのマングローブ植樹活動

コープあいち福田さんから、森づくりは海づくりにつながるということで、実際にインドネシアでブラックタイガーがどのように養殖されているのかの紹介や、コープあいちが15年間マングローブの植樹活動に取り組み、猿が住んでいるくらい森が育っているなどの報告がありました。

■ユニセフ講座

愛知県ユニセフ協会ボランティアスタッフの石田さんより、ユニセフ・世界の子どもたち・子どもの権利条約についてのお話をしました。子どもたちが伝えたいことは、大人主導ではなくこれから未来を生きる子どもたち子どもの意見を聞いて欲しいということ。どんな世界をめざしていくのか、子どもたちが作っていく未来のために何ができるのか考え行動していきましょうとの呼びかけをしました。

■アンクルンワークショップ

インドネシアから来日されたインドネシア教育大学のアルディアン先生から、アンクルンの持ち方、音の出し方、ハンドサインを楽しく指導いただき、ハンドサインで「ドレミの歌」「大きなクリの木の下で」などを参加者全員で演奏しました。

■「100本のアンクルン」で共演セッション

岐阜大学教育学部の鈴木先生からは、初めに「インドネシアの学校でアンクルンの勉強をするでしょうか?」などアンクルンに関係したクイズが3問出され、皆がリラックスした後、ハンドサインを覚えるのに難しい人のために、カラーブロックが流れる映像を見て演奏できる方法を紹介されました。これにより和音も可能になり、代表の子どもたちで「Jupiter」の演奏ができました。アンクルンは大人も子どもも、障がいのある方でも誰でも演奏でき、音の出し方も同じではないことにより、多様な音を認めるだけではなく音楽として調和が図れる楽器です。アンクルンを通じて『多様性の中の調和』が実感できる大切なお話をお聞きすることができました。

■インドネシア留学生協会の皆さんによる歌や踊りの企画盛りだくさん

最初に、インドネシア・ラヤ(インドネシア共和国国歌)を斉唱いただき、休憩時間やフィナーレではインドネシアダンスの披露をされるなど、インドネシアの文化がちりばめられた企画に終始魅了されました。最後には参加者全員で一緒にダンスをし、皆が最高の笑顔になりました。

暑い中、道案内の看板を持って立ってくださったり、ワークショップの時に高齢の参加者に何度も教えに来てくださるなど、終始優しいお気持ちで接していただきました。心より感謝申し上げます。ありがとうございました。